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ハクビシン被害にご注意ください!

更新日:2024年1月10日更新 印刷ページ表示

名取市では近年、ハクビシンによる住宅被害や農作物被害が急増しております。

被害を防ぐため、ハクビシンの生態と対策方法についてお知らせします。

ハクビシンの生態について

(1)身体的特徴

ハクビシン

  • 全長は約90~110cm、体重は約3~4kg(成獣)
  • 体の大部分が灰褐色で、短い四肢は黒色
  • 額から鼻先まで白い模様がある
  • 眼の下や耳の前に白い斑紋がある

(2)行動

  • 完全な夜行性であり、木登りが得意
  • 平地から山地に生息するが、昼間は樹洞や洞窟、人家の屋根裏、倉庫等をねぐらとする
  • ねぐらは複数あり、そこを転々とする
  • 行動範囲は30~70㏊で、オスの方がメスよりも広範囲で行動する

(3)繁殖

  • 1年に1度、平均2~3頭の子供を産む
  • 繁殖期は特になく、1年中子供を産む
  • 子供を産む年齢は生後10カ月以降である

(4)食べ物

  • 雑食性で、果実やトウモロコシなどの野菜、小動物、昆虫、鳥類やその卵を食べる
  • 好物は糖度の高い果実

ハクビシンの対策方法

食品廃棄物

(1)エサになるものを放置しない

  • 雑食性のため、ペットフードの食べ残しなどエサになるものは放置しないよう心掛けてください。

(2)侵入を防ぐ

  • 屋根裏など棲みつく建物には必ず侵入口があります。ハクビシンは頭が入る隙間があれば侵入できるため、換気口や軒下などの隙間をふさいでください。また、屋根裏に侵入する際は樹木から建物に飛び移るケースが多いため、建物に接した樹木の剪定を行いましょう。

捕獲について

ハクビシンを含め野生鳥獣は「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」により保護されているため、自由に捕獲することはできません。

しかし、被害対策防除措置を講じてもなお被害等が防ぎきれない場合に、市または県の許可を受け、捕獲することは可能です。

狩猟免許のない方が捕獲許可を受けるには

  • 住宅等の建物内における被害を防止する目的で当該敷地内において捕獲する場合、並びに農林業被害防止の目的で農林業者自らの事業地内において捕獲する場合であって1日1回以上の見回りを実施する等、条件を満たせば狩猟免許がない方でも箱わなを設置して捕獲する許可を受けることができます。捕獲期間は30日間となります。

問い合わせ先

  • 宮城県においては許可権限の一部が市町村に移譲されており、名取市内でのハクビシンの捕獲許可は名取市長が行います。捕獲を希望される方は農林水産課までご連絡ください。

注意事項

※箱わなの貸出は行っておりません。

※捕獲したハクビシンは別の場所に放獣せず、責任を持って処分してください。

  • 個人で捕獲することができない場合は、専門の業者に依頼してください。業者に心当たりがない際も農林水産課までご連絡ください。